マツドサイエンティスト・研究日誌 保存版
理想のPDA(その2)

初出:2005年04月06日 元々のブログ・コンテンツへのリンク
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南の島で目覚めた私は、呆然とした。
「今日、俺は何をしたらいいんだ!?」

20年前、大学院を出立ての頃の話である。
就職してから一カ月間の研修期間を経て、南の島に配属された。赴任してから、二週間ほどは見るもの聞くものが珍しかったのだが、それにも慣れてくると喪失感に襲われた。
「自分が何をしたら良いか分からない」
小学校から大学2年くらいまでは、時間割通りに行動すれば良かった。大学の研究室時代も指導の先生に従っていた。一カ月間の研修期間も東京の本社で、新人研修のカリキュラムに沿っていれば良かった。
それが、職場に配置され、実際に仕事をする段になって、「自分が何をしたら良いか分からない」状態になってしまった。
「何をすれば良いんだ、誰が何をすれば良いか教えてくれるのか?」

それまで、親なり先生なりの言う通りにして来たのが、自分で決めなきゃいけなくなって、そのギャップに苦しんだわけだ。
まあ、言ってしまえば、学生気分の抜けない甘チャンの戯言だな。いわゆる五月病も、こう言った状態なんじゃないかと思う。

今となっては上の疑問に対する答えは明らかで、
「自分のやることは、自分で決めるしかない」

のである。

自分の若かりし日の甘チャンぶりを弁護するつもりは無いが、PDA なり システム手帳 なり、いわゆる「自己管理」の基本になる原点が、上のような「今日、俺は何をしたらいいんだ!?」と言う感情では無いかと思う。理想のPDAを考える前に、原点の戻る必要があると感じたので、20年前の自分を例に持ち出した。

「今日、俺は何をしたらいいんだ」と感じた後、PC-9801をローンで買った。何をすべきか教えてくれるような機能なりソフトなりがあるかと淡い期待をしたのだが、そんなモノは無かった。
その後、システム手帳は、A5 サイズ、六穴ミニサイズ、バイブルサイズと買い替えた。システム手帳関連の書籍でも「Aタイム」や「7つの習慣」を初め、たくさん読んで見た。PDA も、Palm や Zaurus と買い替えた。最初は良いと思ったシステム手帳も PDA も、やはり理想的ではない。結局、20年前の自分から、そんなに進歩している訳じゃなくて、常にジタバタともがいているだけなんだろう。
PC-9801を買った理由も、今となっては「阿呆らしい」の一言だが、いまだに人気の衰えない(と言うか人気が復活した)システム手帳も、PDAも、パソコンも、購入者の多くが同じような期待を持っているんじゃないかと思う。

ただ、色々読んで、おぼろげに「自己管理」が見えてきた。その視点で、システム手帳なり PDA の機能を見直してみる。

システム手帳なり PDA で、「今日、俺は何をしたらいいんだ」に応える機能は、「スケジュール機能」と「ToDo機能」である。

まず、「スケジュール機能」であるが、要は「何月何日何時に何をやる」と「予定」を書き込むだけのモノである。主に「会議の予定」とか「出張の予定」「人に会う予定」等が、書き込む対象になる。
私の場合、卓上のミニカレンダーにスケジュールを書き込む事から始めた。その後、800円位で売っている手帳やシステム手帳を経て、現在では Zaurus 上で datebook2-xml と言うフリーソフトを使っている。
この予定を管理する「スケジュール機能」に文句は無い。と言っても、「スケジュール機能」については、800円位で売っている手帳で管理していても全く問題は無いので、何万円もする Zaurus を買う意味は無い。

問題は、次の「ToDo機能」だ。私の場合、システム手帳であれ、PDA であれ、この「ToDo機能」でつまずいている。ToDoを使い始めた最初こそ、うまく行くのだが、その内、「処理し切れないでたまったToDo」に埋もれてしまうのだ。

この辺にこそ、「理想の PDA」への鍵が隠されているかもしれない。
つづく・・・(たぶん)
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