マツドサイエンティスト・研究日誌 保存版
『エンジニアのための時間管理術』と『Sunbird』

初出:2007年03月18日 元々のブログ・コンテンツへのリンク
カテゴリーのインデックス: PDA・システム手帳

『エンジニアのための時間管理術』と言う本を読了した。いわゆる『時間などの自己管理』の本なのだが、意外と面白かった。
私は、この類いの本を良く読むようで、古くは「Aタイム」や「7つの習慣」、その他昨年再流行したシステム手帳の本など、多数読んで居る。一般的な自己管理の本は、新社会人か一般管理職を対象に書かれて居るのに対し、『エンジニアのための時間管理術』はコンピュータのシステム管理者を対象にかかれている。例えば「繰り返し作業の手順化」を「インタラプターとコンパイラ」に例えたり、「スケジュール管理」を「マルチタスクでのCPUやメモリーなどのリソース処理」に例えて説明して居るところが面白かった。私はコンピュータのシステム管理者ではないのだが、一般職を対象に書かれた本よりは共感できる部分が多い。(職場でサーバーの管理を仕事として行って居るのに、帰宅したら、さらに最新のサーバーをインストールして試して居る・・・とか、そのあたり)

時間管理の方法は、色々と流儀があるようで、本によって千差万別だ。
酷い本になると「やらなけらばならないことは、片っ端から片付けること」と平気で書いてあることもある。優先順位も付けずに片端から片付けて済むなら、そもそも時間管理なんて要らない!

大きく分けると時間管理の方法は、「日単位で管理」と「週単位で管理」の2通りになるようだ。
「エンジニアのための時間管理術」と「Aタイム」は「日単位で管理」で、「7つの習慣」は「週単位で管理」を薦めている。これは、職業の別や生活習慣にもよるので、一概にどちらが良いとは言えないだろう。

とりあえず、現在は「エンジニアのための時間管理術」を見習って「日単位で管理」を行っている。この本に書いてあるが、「習慣化するには最低でも21日は続けること」とあるので、それを試して居る。
過去においても幾度となく、「時間管理」に挑戦しているが、身になっていない。自分の生活習慣に合わせて、オリジナルな時間管理方法と、それに合わせたPDA用のツールでも作ろうかと、「理想のPDA」なる連載をブログ上で行っていた時期もあった。
結局、オリジナルな時間管理法やツールを作っている暇があったら、既存の方法やツールを使った方が早い。

私の過去における「時間管理」の挫折は、必ずしも「三日坊主」ではない。週単位でも日単位でも、時間管理をしていると、無駄な時間があることが見えてくる。
この無駄時間を無くすように仕事をスケジューリングすると、グッと効率が上がる。ここで調子に乗って、仕事を増やすと禄な事がない。最初のうちこそ、無理が効くが、一カ月もしないうちに体力が持たずに破綻する。二週間も寝込むと結局効率は悪くなる。どうやら、自然のうちに無理をしないようにしていたようだ。

時間管理は、効率最優先ではない。また、短期的な効率最優先は、結局、効率悪化を招く。

実は、先程の「グッと効率が上がる」に大きな落とし穴がある。「効率が上がる」と見えるのは、あくまでも短期的な雑用に近い仕事の効率に過ぎない。もちろん、短期的な仕事でも重要な仕事もあるにはあるが、実際は短期的な仕事の大半は、さほど重要ではないもなのだ。

時間管理の真の目的は、一見すると「やらなければならない事」だと思えることで、実は本質的ではないことを止め、一見無駄に思える事でも「自分の人生の目標のためになる事」を優先して実行する事だ。

「エンジニアのための時間管理術」の「日単位で管理」は、短期的な効率化と、本質的でない事を止める事には効果がありそうだが、「自分の人生の目標のためになる事」を優先して実行するには未だ足りないような気がする。

ところで、時間管理のツールと言えば、最近、『Sunbird』を Debian Linux Sarge 上で試している。個人的なスケジュール管理は Zaurus で十分なのだが、Sunbird では、プライベートなプロジェクトのスケジュールと ToDo 管理を行おうと思っている。
ネットワーク上でのスケジュールと ToDo の共有などは上手く行っているようだが、不満もある。
まず、私の使っているサブノート PC の画面は 800 x 600 と小さい。小さい画面に合わせて、Sunbird のフォントも小さくしたいのだが、フォントサイズが変更できない。
また、モバイル環境で使う時、当然の事ながらネット接続できなければ、共有化したスケジュールと ToDo は見ることもできなければ、変更することもできない。
ネットワークに接続できない場所では、最後にアクセスした時のスケジュールと ToDo を表示し、変更した項目は、後にネットワーク接続した時に同期されるようになっていると良いのだが。もちろんコンフリクトの問題はあるが。
(この辺、Zaurus の後継を考えている事もある。Zaurus 自体を Debian 化するか、工人社の SA シリーズのような超小型のノートPCに Linux を入れて、PDA 的にモバイル環境で、Sunbird でスケジュール管理する可能性を考えて居る。Zaurus なら画面は 640x480だし、SA なら 768x480 だ。)

スケジュールの共有だけでなく、さらに進んで複数のメンバーで行うプロジェクトを管理できるグループウエアがあれば良いのだが、今のところ良いものを見つけられずに居る。
Web ブラウザ上でのグループウエアは、先のようなモバイル環境では使えない。以前、Kolab と Kontact の組み合わせを試したが上手く行かなかった(使い方が悪かったのかも知れない)

OpenGraoupware のようなものも出来つつあるようだが、こう言ったものが、もっと普及して欲しいものである。
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