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Athlon64 X2 に Debian Linux Etch をインストール

初出:2007年09月17日 元々のブログ・コンテンツへのリンク
シリーズのインデックス: Linux

新しく買ったパソコンに Debian Linux Etch をインストールした。
今年4月にリリースされた Debian Linux Etch は、今までの 32ビット版 i386 アーキテクチャだけではなく、64 ビットの AMD64 にも正式に対応して居る。どちらをインストールしようか悩んだが、結局、両方ともインストールしてしまった。320GB の HDD を四分割して、80GB を XP Home に、80GB を 32ビット版 LINUX に、80GB を 64ビット版 LINUX に割り当てた。残りの 80GB を何に使うかは未だ考えて居ない。
新しい 64ビット版 LINUX に苦労するかと思いきや、意外な事に 32ビット版の方が大変だった。

インストール前から、不安な点は「デュアルコア」「GeForce 互換オンボード・グラフィックチップ」「無線LAN」「オンボード・サウンドチップ」である。

簡単に解決した順に書くと、まずはサウンドチップはカーネル標準で対応して居て全く問題なく音が出た。

無線LANは、カーネル標準では対応しておらず、OS のインストールは有線LAN経由で行わざるを得なかった。しかし、一旦 Debian Linux がインストールされた後は、無線 LAN チップのメーカーのホームページからドライバのソースコードがダウンロードでき、これをコンパイルしたら、使えるようになった。ただ、32ビット環境だと少し不安定なようで、起動直後は接続しても、いつの間にか切れることがある。64ビット環境では全く問題ない。

次はデュアルコアの対応だ。
32ビット用の Debian Linux Etch i386 をインストールしたら、デフォルトでインストールされたのはシングルコア用のカーネルだった。マルチ CPU 用には最後に「smp」と言う名前の付くカーネルが良いらしいのだが、smpの付いたカーネルはインテル用だけで、私の使って居る Athlon64X2 に使えそうなのは無かった。
32ビット版は、ひとまず置いておいて 64ビット用の Debian Linux Etch amd64 をインストールしたところ、デフォルトのカーネルで、マルチコアに対応して居た。ところが、このカーネルの名前に smp の名前が無い。それに、このカーネルの名前、さっき 32ビット版でカーネル名の一覧を表示した時に同じ名前があったぞ。
32ビット環境に戻して、カーネルに amd64 と言う名前が無い付いたものを入れてみた。すると、CPU が二つとも動くでは無いか。う〜〜ん、どのカーネルがデュアルコアに対応して居るか、ちゃんと書いて欲しいな(探せば書いてあるんだろうなあ、英語で)

最後は、「GeForce 互換オンボードグラフィックチップ」。デフォルトでインストールされるドライバは全く役に立たないので、標準機能のみの VESA ドライバーに切り替えて、その場をしのぐ。一応 VESA ドライバーでも普通に使う分には問題ない。が、グラフィックカードのアクセラレータ機能は一切使って居ない。その後、チップ・メーカーの nVIDIA から供給されて居るドライバをインストールし直す。64ビット環境では、メーカー製のドライバのお陰で、表示が素早くなった。もちろん、3D 表示にも対応して居て、beryl と言う 3D デスクトップもスムーズに動作する。
ところが、32ビット環境では上手くインストールできない。これは、シングルコア用カーネルでもデュアルコア用カーネルでも同じ状況だ。仕方が無いので、未だに、32ビット環境では VESA ドライバーを使って居る状態だ。

おまけだが、FLASH もインストールしてみた。これが無いと YouTube で動画も観れない。32ビット環境では、すんなりインストールできたものの 64 ビット環境にはインストールできなかった。
やはり、64 ビット環境にも使用に制約があるのだなあと思って居たら、32ビット FLASH を 64 ビット環境で使う方法をネット上で見つけてしまった。試してみると上手く行く。YouTube で動画を観ながら、3D デスクトップをグルグル回しても全くストレス無く表示できる(3D 回転中、動画の裏側が見えるのが御愛嬌だ)。

と言う訳で、現状は 64 ビット環境は苦労どころか、32 ビット環境より、ずっと快適に使える状態にある。

と、こんな事ばかりして、なかなか本題の小惑星への軌道計算などに取り掛かれないのであった。
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