マツドサイエンティスト・研究日誌 保存版
理想的なミニ・モバイル PC

初出:2008年12月22日 元々のブログ・コンテンツへのリンク
カテゴリーのインデックス: パソコン・インターネット

先日の 「画面の小さいノート PC」 と言うコンテンツに続いて、携帯に便利な超小型のミニ・モバイル PC について考えてみた。なお、 UMPC とか Netbook とか言う言い方に関しては、インテルとかマイクロソフトが厳密な定義を決めているようなので、私が色々考えていると、その定義から外れる可能性が高い。ここでは、ミニ・モバイル PC と普遍的な呼び方で、私が勝手に理想に思っているコンピュータについて語ることにする。
そもそも先日のコンテンツは、画面の小さいノート PC を少しでも見やすくと、伸縮自在のディスプレイ・スタンドを入れ込むという如何にも『アイデア倒れ賞』的発想を書いたものだった。それにもかかわらず、意外とコメントがあり、色々と考えさせられてしまった。それをまとめたのが冒頭のイラストだ。

ミニ・モバイル PC の本体は、キーボード無しの 3.5 インチ前後のタッチパネル付き液晶表示機だ。外見上は、ほとんど PDA かスマートフォンもしくは iPhone に見える。中身は、古い言い方なら IBM PC/AT 互換機、具体的には、ATOM か、NANO もしくは今後 AMD が出すかもしれないモバイル機用 x86 系CPU に 1GB 程度のメモリと 20GB 程度の SDD を積む。OS は普通なら、Windows XP か 7 なのかも知れないが、私の趣味は Linux だ。今現在なら、Ubuntu だが、Linux にも流行があるので、好きにインストできるようにしてくれるとありがたい。

なぜ、x86 系 CPU かと言うと、モバイル機と普段使っているデスクトップ機と全く同じ環境で使いたいからだ。これは、Zaurus と玄箱を使っていた経験からだ。Zaurus も玄箱も Linux で使っていた。ところが、Zaurus は ARM 系、玄箱は PowerPC 系と CPU が異なるので、インストできる Linux のディストリビューションとかバージョン、アプリケーションが微妙に違う。結局、色々面倒になるので、全て統一したい。
デスクトップ機と環境を統一したいとは言え、モバイル機は、どうしても制約がある。CPU パワー、メモリとハードディスク容量、グラフィック能力とインターネット回線容量などだ。
自分の使い方を見ていると、モバイル環境で動画を見ないことにすれば、CPU や ストレージなどを思い切り削れる。何よりも液晶画面とグラフィック機能が簡略化できる。
もう一つ、CPU パワーが必要な使い方として、小惑星巡回軌道の最適解などは、まあ滅多に行わないし、また、モバイルでやるような事ではない。

となると、スケジュールやメールを見たりの作業はタッチパネルで十分可能だし、スケジュールやメールの入力も表計算ソフトを使ったちょっとした解析だって、タッチパネルで手書き入力で済む。

問題は、大量の文字入力だが、これにはフルキーが良い。キーボードは Bluethooth 接続だ。表示の方が問題だが、先日のコンテンツのような折り畳み型スタンドで立てるか、帽子かサンバイザーのツバからぶら下げても良い。でも、やはり、HMD か HUD が一番良いんだろうね。この辺をイラストの右下に描いた。
HMD か HUD とミニ・モバイル PC の接続だが、D-Sub のアナログ I/F などが一般的だと思うが、Bluetooth でできないかなあ?
もちろん、Bluetooth だとデータレートが遅いのだが、HMD 側で Xサーバー動かして、ミニ・モバイル PC 側でクライアント動かすだけなら、そんなに大きなスループットは必要ないと思うんだけど。Windows の人に説明するなら、HMD からミニ・モバイル PC のリモートデスクトップにアクセスするだけなら、ネットワークの速度で、どうにかなるって感じ。

で、最後は、左下。
これは、普通にデスクトップを使う時もミニ・モバイル PC をメインに、デスクトップ機を端末代りに使う。こうすると、常に同じ環境で使える。
例えば、出張先からでもインターネットカフェでも全く普段と同じように使える。もちろん、最近はセキュリティの問題があるから、仕事上の作業をインターネットカフェでやることもできないかもしれない。でも、少なくとも個人での使い方でも、インターネットカフェでクレジットカードの番号なんて入れたくないじゃない?
パソコン本体に何か小細工したりとか、キーボード・スキャンとかされてないかとか・・・
ミニ・モバイル PC を介するなら、そこで暗号化なりかけるし、クレジットカードの番号だけでもミニ・モバイル PC から入力すればスキャンされる心配もないし。

もちろん、せっかくデスクトップ機ならではの高性能を活用できないと言う問題もある。
でも、デスクトップ機ならではの高性能の一つであるストレージについては、ネットワーク上に置くことで解決できるだろう。

残りの高性能の CPU パワーとグラフィックについては、まだまだ、未解決だ。ミニ・モバイル PC のCPUパワーとグラフィックの能力を、デスクトップ機で補うプロトコルでもあれば、良いんだけど・・・
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