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LOOX U/C30 Ubuntu で拡張現実AR

初出:2009年03月01日 元々のブログ・コンテンツへのリンク
カテゴリーのインデックス: パソコン・インターネット
シリーズのインデックス: Linux

話題的には古いかも知れないが、LOOX U/C30 それも Ubuntu で拡張現実ARって、お話。
もちろん、Ubuntu だから、全てフリーソフトだ。

まず、LOOX U/C30にはカメラが無いので、適当につないでみた。以前、秋月で 1700円で買った CMOS カメラを USB 接続したら、認識した。Synaptic で、cheese をインストすると、ちゃんと見れるのだが、明るすぎたり暗すぎたりと露出が悪い。この後も、露出には苦労させられた。左の写真が悪いのも、そのせいだ。これはカメラが古いためか、ドライバが悪いのか判らないが、もし新規に買うなら UVC対応のものにした方が無難だろう。

次に ARToolKitをインスト。これは、 【拡張現実AR】 ARToolKitをインストール:Ubuntu編 の通りにやれば、上手く行く。

さて、これだけじゃ立方体しか表示できず、つまらないので 「ARToolKitで初音ミク」をやってみよう を参考に、立体フィギュアに挑戦した。
ただし、ここから先は基本的にWindows用のプログラムなので、多少変更が必要だ。

まず、 工学ナビ - 「攻殻機動隊」「電脳コイル」の世界を実現! - ARToolKitを使った拡張現実感プログラミング から、sample_GL.zip sample_AR.zip sample_AR_lite.zip の3つのファイルをダウンロードする。これらのファイルがプログラムの本体だが、Windows用なので変更が必要だった。
変更点は大したことは無かったのだが、パッチ patch.txt を作っておいた。

$ cd ~/ARToolKit  :ARToolKit をインストした場所に移動
$ unzip sample_GL.zip
$ unzip sample_AR.zip
$ unzip sample_AR_lite.zip
$ patch -p1 <patch.txt


パッチをあてたら、各ディレクトリに入って、make だけでサンプルプログラムが作られる。sample_GL は、メタセコイア形式のモデルを表示するだけの単なる OpenGL プログラムだが、sample_AR と sample_AR_lite は AR でメタセコイア形式のモデルを使うサンプルだ。二つは内部形式が違うが、使用方法は全く同じである。

サンプルプログラムにはトボケた忍者のモデルが付いているが、もうちょっと可愛いモデルが良いので、 日曜モデリング--メタセコイアで遊ぼう 初音ミク から mikumikoto.zip をダウンロード。

ダウンロードしたファイルだと、テクスチャファイルが対応して居らず、真っ白のフィギュアしか表示されない。そこで、 メタセコイア公式ページ から、フリー版 mqle24.exe をダウンロード

$ wine mqle24.exe


とやって、Ubuntu の wine 上にメタセコイアをインストしてしまう。

mikumikoto.zip の解凍したファイルの中のpngを全て、gimp を使って bmp 形式にしておいてから、メタセコイアで、mikumikoto.mqo を開き、テクスチャを全てpngファイルからbmpに修正し、セーブする。

先ほどの sample_AR や sample_AR_lite のソースコードに mikumikoto.mqo のファイル名を書き込むところを判りやすいようにコメントアウトしておいたから、そこを修正し、make しなおす。 sample_AR や sample_AR_lite のディレクトリに修正した mikumikoto.mqo とbmp テクスチャファイルを入れておけば、 sample_AR 等から読み出すことができる。

ただし、これだと、初音ミクは案山子のようなポーズのままだ。

CypherS TufT から、Mikoto をダウンロード。ただし、この Mikoto は、wine で動かなかった。ここまで Ubuntu だけで頑張ったのだが、仕方がないので Mikoto の作業だけは、Windows 上で行う。

Mikoto でポーズを変えるが、変更したファイルが上手くセーブできない。どうも、顔の部分の目とか口の部分に不要な面が追加されてしまい、のっぺらぼうになる。 最初の写真も、残念ながら 初音ミク の顔はアップに耐えられない。
だれか、Mikoto でポーズを修正したモデルの正しいセーブ方法教えて!

さて、 sample_AR や sample_AR_lite のソースコードを眺めていたら、「もう 10年若かったら、拡張現実 AR 上でポリゴンモデルを自由に動かすことくらいプログラミングしてたなあ・・」って、気がしてきた。実際、それに近いものを作った事もあったし。

いやそれどころか、Mikoto の置き場所になっていた CypherS TufT の ほしさんって以前からの知り合いだぞ。いやはや、世の中狭い。
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